「アメリア相談室」
第１７回
●うおおおおお！ 助けて下さい！！ 勉強が全く分かんないです！！
なんか理解できる方法とかありますか？？
ちなみにリナさんとアメリアさんは どんな勉強が好きですか？？
（ＭＯＭＯ♪）
リナ「好きな勉強はまー、ふつーに魔道関係かなー」
アメリア「わたしは神話や歴史なんかも好きです！」
リナ「そーいえばあんたって王族なんだから、帝王学とか習うんでしょ？
相談者さんみたく、全く理解できないことを理解しろ、って言われたりすることってあるの？」
アメリア「いえ。それは前提がまちがってます！
理解できないことだと思ってしまったら、その時点で頭が理解を拒否します。
そうなると何回くり返し学んでも、理解はできなくなっちゃいます！
つまりっ！
前提として、『これから学ぶことで、全く理解できないことなんて何一つない』とかたく信じて挑めばいつかは理解できますっ！」
リナ「あー。そーゆーのはあるわね。
あたしも子供の頃に魔道書を読んで理解『したつもり』になって、時間が経って読んでみると、まるっきり誤解してた、ってこともあったけど。
とりあえず理解できると信じて理解したつもりになる。
間違いがあれば後日修正すればいい、くらいのつもりでやったらいーんじゃないかと」
●今から半年前。
月に関する本に、「胸の大きくなるおまじない」が載っていました。
その本によると、胸を月光にあてると大きくなると言うのです。
友人にも聞いたところ、光を与えることで胸が大きくなるのは科学的にも実証されているらしいのです。
私には正直必要ないので試してないのですが、本当なのでしょうか？
是非試してみてくださいvv
（綾香）
アメリア「わたしも特に必要じゃあありませんけれど」
リナ「おにょれきさまらぁぁぁぁぁっ！
ともかく月ねっ！ おーしさっそく今度実行あるのみよっ！
……ところでアメリア、『カガクテキニジッショー』ってどういう意味か知ってる？」
アメリア「さあ……話の前後からして、土着宗教か何かだと思いますけど」
リナ「ただの迷信かっ！？」
●最近、しょっちゅう金縛りに遭います。
身体が痺れて動けなくなるだけで、目は怖くて開けられません。
でもそれだけではないんです。
勝手にテレビのチャンネル変えられたり、勝手に電気ストーブ消されたり、勝手にCD早送りされたり…。
なんかもぉ怖いを通り越して、ウザいです。
とりあえず自室に塩を盛っているんですが、効いていそうにありません。
一体どうすればいいでしょうか…？
（水利）
リナ「それはほんとーに霊なのかと。
実は家族が部屋に入り込んで勝手やってるんじゃあないだろーか、って気がするんだけど」
アメリア「けど相談者さんを金縛りにする能力持ちのご家族って、霊以上にイヤですよね？」
リナ「……まーね……
ふつーの対抗手段はお守りとかお札、かなぁ？」
アメリア「あと、気を強く持って相手を叱咤する、というのもありますけど、相手の強さや性格によっては逆効果になる場合もありますから……」
リナ「ま、シロートがへたな手出しをするよりも、知り合いの神官……じゃない、相談者さんの所だとお坊さんっていうんだっけ？
そういう人に相談してみるのがいいんじゃないの？」
●この前お見合い話がきたんですけど、相手がはとこなんです…！
親戚だと色々気を使いそうだし私は興味ないんですけど、お金の面で考えると確かにオイシイ話で……
親はまだ会ってもないのに結婚を勧めてくる始末。
とりあえず、会うだけでも会った方がいいでしょうか…？
ちなみに相手には恋人がいて、今回の縁談はその人が原因らしいです。
（葵）
アメリア「こ……これはっ……！
会うだけ会ったらまわりの人たちからなしくずしに押し切られそうな予感がっ！」
リナ「相手に恋人がいて、その人が縁談の原因っていうのも……深くは聞かないけど、ややこしいことになりそうな雰囲気まんまんねー。
へたをすると、結婚しても彼は恋人の所に入り浸り、とか。
相談者さんも興味はないみたいだし、あたしは、とりあえず会うっていうのはあまりおすすめしないな」
アメリア「そうですね。相手の人に恋人がいると相談者さんも知っているということは、相談者さんの親御さんもご存じのはず。
その上で、なぜ親御さんは乗り気なのか。
じっくり話し合って、金銭面以外での理由を聞いた方がいいと思います」
●リナさん、アメリアさん、こんにちは。
私の自慢はお二方と同じく髪の毛なのですが、最近ちょっとした悩みがあります。
ストレートヘアのはずなのに。 なのになのになのに。
微妙に縦ロールっぽくなってるんです……
ほんとーっにゆっるーく、程度なんですが。
気になって気になってしょうがありません。
ちなみに夜も眠れないなんてそこまでじゃあありませんが。
どうすればストレートに戻るのでしょうか？
あ、できればシルフィールさんかゼロスさんあたりにご教授願いたいです。
（竹川尋依）
リナ「んー、ストレートかウエーヴがかかるかっていうのは毛根の問題のよーな気がするんだけど」
アメリア「そのへんのことは年齢、体質生活習慣なんかによって影響を受けそうですし」
リナ「シルフィールと髪の毛の話をしたこともあったけど、彼女、ブラッシング以外には特に変わった手入れはしてないって言ってたし、ゼロスには聞いても意味なさそうだし」
アメリア「やっぱり髪の毛を扱い慣れたプロに頼んで、直接どうにかするしかないんじゃないでしょうか。髪はちょっといたんじやいますけど」
●リナさん、アメリアさんこんにちは。
今回は、私の友達に対する態度についてご相談があります……。
どうやら私は友達に対する反応が薄い・冷たいと思われているようです……。
別に友達が嫌いとかではまったくないのです。
ただたんに、思ったことを言っているだけなんです……。
例えば……。
友「あのさ〜。あのゲーム、●●まで進んだよ！」
私「お〜。おめでと〜。」
友「えみーるクールだね……」
といった感じです……。
私は思ったことを言っただけだし……。
ストレートでいいと思いませんか？；；
無意味に勝手に反応を盛大にしたって後々疲れるだけ。
といった考えなのですが……。
どこかいけないところはありましたでしょうか……。
是非、リナさん、アメリアさんのご回答をお願いします……。
（えみーる）
アメリア「無理して大騒ぎをすることもないと思いますけどね」
リナ「なら今度『クールね』って言われたら、
『じゃあやりなおす。
うおおおおッ！？ あのゲームクリアしたんだっ！？ マジでマジで！？
すっごぉぉぉい！ わたしになんか絶対クリアできっこないのに！
天才かあんたは！ いやむしろ神！ 神なのか！』
……とか絶叫してやれば、きっと友達も、いつものままのあなたでいてほしい、とか言い出すはずよ」
アメリア「……けどそれをやって、もしも友達が大喜びして 『そうよ！ 私たちがあなたに求めていたのはそのテンションよ！』
とか言い出したらどうするんですか」
リナ「うっ……！ それはツラいなぁ……
ま、まあ、自然体のままでいいんじゃない？」
●はじめまして。
私は周囲の友人から、「おかあさん」と呼ばれます。
変に落ち着いていて、世話焼きな所があるせいかと思いますが…。
年上の友人からもそう言われることがなんだか納得いきません。
アメリア様やリナ様のように若々しくいるためにはどうしたらいいでしょうか？
（たつこ）
リナ「……なんだろう……暗に『お前ら落ち着きがない』と言われてるよーな気がするんだけど……」
アメリア「き……気のせいですよ！
けど確かに、年上の人からおかあさんと呼ばれるのは釈然としませんね」
リナ「んー。意識していろんな動作を早めにするだけでも印象は違ってくるはずだし、服装なんかを華やかにしてもいいだろーし」
アメリア「そこまでやれば、『おかあさん』から『お姉さん』くらいには昇格するはずですっ！」
リナ「……年上に年上呼ばわりされる部分は変わってないじゃん……」
アメリア「『おかあさん』よりはダメージは少ないはずですっ！」
●あたし長女なんでお兄さんやお姉さんにあこがれます。
そこでお姉さんがいる御二方に質問です。
お姉さんがいるってどうですか？？
（ヒカリ）
リナ「……それを聞くか……」
アメリア「リナは苦手なんですか？ お姉さんが」
リナ「んー……尊敬はしてるし、すごい人だとは思うけど……まあ確かにちょっと苦手かな。アメリアは？」
アメリア「尊敬してます。わたしも将来、姉のような素敵な女性になれたらな、って思ってます」
リナ「ふーん。兄弟姉妹って、上だろうと下だろうと何か気苦労があって、何かいいところもある、ってもんでしょーね」
●……リナさん。
ずっっっと思っていたんですが、リナさんのようになるには、 どうすればいいんでしょうか？
所かまわずツッコミをいれ、個人的な正義の鉄槌を人にいれることができる貴女を尊敬しています。
私は内気な方なので、どうかリナさんのようになる方法を教えてください！！
（霧生 要）
アメリア「ならないでください。」
リナ「オイ。」
アメリア「内気をなおしたい、というのなら、普段は着ない色やデザインの服を着て表に出てみるだけでも心持ちが変わってきます。
自分には似合わない、派手すぎる、と思っても、そういう服こそ着てください。
いつもと違うことをやっている、という意識を持ち続けることが、意識を変えることになります。
あとはしゃべる時に意識して、声をいつもよりやや大きめに出すよう心がける。
何か一つに打ち込んで自信をつけてみるのもいいですね。
けど何にしろ、リナさんのようにはならないでください」
リナ「さらにオイ。」
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