「アメリア相談室」

第１９回

●リナさん、アメリアさんこんばんわ。
　学校の提出物についてかなり悩んでいるので相談に乗ってください。
　学校でレポートが多いのですが、スレイヤーズの小説や、アニメなどを読んでいるうちに時間が経ってしまい、 いつも提出期限ぎりぎりになってあわてて作り出している事が多いんです。
　こんな私なのですが、どうしたら、余裕を持って作成出来るでしょうか？
　リナさんはルナさんにいろいろと貢物(？)をわたす為に、
　アメリアさんは、お国の関係上提出物などが多いかと思いますが、どのようにこなしているのですか？
　ぜひ教えてください。

（稲葉　達也）

リナ「姉ちゃんへの贈り物？　ンなもん何より最優先でやってるから、ギリギリなんてありえないわよ。
　あたしも命は惜しいし」
アメリア「今現在、わたしが国の関係で作成しなければならない書類、というのはほとんどありませんけれど、巫女として、写本などの書き物はやっていますね。
　一日何枚、と目標を立ててやれば、そう苦労するようなことではありませんよ」
リナ「――と、これじゃあ相談者さんの参考になんないと思ったんで、作者に同じ質問してみたんだけど――」
アメリア「どうおっしゃってました？」
リナ「……小中学校で、夏休みの宿題を完遂したことってないらしーわよ……」
アメリア「だめじゃないですかっ!?　――というか、考えてみたら、この『Lina通信web』の回答もずいぶんほったらかしにしていた、って聞きますし……」
リナ「うーみゅ……どっちにしても参考にならなさそうね……」

●最近、家の周りに猫が沢山いるんですが……いる事は別に問題はないんですけど……
　置き土産をして行くんです……しかも半端じゃない数……
　どうしたら良いでしょうか？？

（天草）

アメリア「猫よけペットボトルですねっ！」
リナ「あ。あれ、きかないから」
アメリア「そうなんですか!?」
リナ「とーぜん。とゆーか、なんであんなもんがきく、って噂がひろまったのか、そっちの方が不思議なくらいよ。
　猫って砂地みたいな所に置き土産をしていくんで、できるなら、家のまわりに土とか砂みたいな場所をなくす、ってテはあるわね」
アメリア「けど、そう簡単にできることじゃありませんよね、それ」
リナ「まーね。 園芸用品売り場とかに猫よけの薬みたいなものも置いているらしいから、そーゆーのを使う、ってのが一番妥当でしょーね」

●ちわ〜っす!いつも元気な お2人さん!
　早速、質問なんですが、2人(というかスレイヤーズのメインキャラ)は、どうして素でギャグが出来るんでしょうか？
　私は素で出来る時も有るには有りますが、大抵 狙ってしかギャグ出来ません……。

（春夏秋冬）

リナ「え？」
アメリア「わたしたち、素でギャグなんてやってます？」
リナ「まあ、アメリアにもちょっとズレたところはあるけど、ギャグってほどじゃあないし……」
アメリア「リナも笑えないことはしますけど、ギャグって感じじゃあありませんから……」
リナ「んっふっふっふ」
アメリア「あはははは」

●こんにちわ。素朴な疑問に、アメリア姫とリナ嬢が答えてくれることを願って。

　ガウリイと、ゼルガディスの容姿について、前々から疑問があります。
　世間一般ではガウリイは美形！的に認識されています、こちらの世界。
　リナは、出会った当初二人についてガウリイのことは「なかなかのハンサム」、ゼルガディスのことは「かなりのハンサム」と言っていましたね。
　実際のところどうなんでしょうか？ リナの好みでゼルガディスの方がハンサムとなっているだけで、実際はガウリイ？　それともどちらも美形？
　アメリアから見た二人の容姿評価も伺いたいものです。

　あくまで、容姿についての感想で、本人たちの人間性は含みません。
　仕事中に考えるくらいに悩んでいるので、お答え頂けると助かります。

（飄）

リナ「んー。あくまであたしの意見だけど、ガウリイのハンサムさって人間らしいふつーのハンサムさなんだけど、ゼルのは作り物めいた、っていうか人形っぽいハンサムさなのよねー」
アメリア「あ。それ、わかります」
リナ「どっちの方が、っていうよりも、方向性が違う感じね」

●運転中、「そこ右に曲がって！！」と言いたいのに「そこ左！！」と言ったり、
　「そこ左曲がってねー」と言われ、頭じゃ左に行くのは分かってるのに右に曲がってしまったり。
　何故か言葉が、体が、逆の事を発したり行動を取ったりしてしまいます。
　結構危険です。 なんでこーなるんでしょうか？
　他の子にも聞いたら「分かるー！！」と共感を得ましたが、何故？かは分かりません。
　なんででしょう！？

（ネコレナ）

リナ「これはなんてゆーか」
アメリア「普通に危ないですよね」
リナ「んー。言葉と、実際の感覚との間にズレがあって、なおかつとっさの時に、脳がプチパニックを起こすんでしょーね。
　たぶんこれ、アメリアが好きそーなアレでなおるわよ」
アメリア「正義を愛する心、ですか？」
リナ「なおるかぁぁぁぁっ！　特訓よ特訓！」
アメリア「あ。まあ確かに嫌いじゃあありませんけど。特訓。けどどうやるんです？」
リナ「右手を上げて『右』って口に出して、左手を上げて『左』って口に出す。これを、ヒマを見つけてひたすらくり返すの」
アメリア「……それだけ、ですか？」
リナ「そ。それだけ。ただし、とことんひたすらくり返すこと」
アメリア「岩とか滝とかは？」
リナ「ないからっ！　そーゆー命にかかわりそーなのはないからっ！
　ひたすらくり返すことで、意識とことばのすり合わせをしっかりして、いざって時もプチパニックは起こしにくくするのよ」
アメリア「なるほど。
　ちょっと面倒くさいと思うかもしれませんけれど、めんどくさがって怠って事故を起こす、なんてことになると冗談になりませんから、やっておくといいかもしれませんね」

●先日ショックな出来事がありました。
　妹の本心を聞く機会があったのです。
　なんと妹は、姉であるあたしのことを“姉”として認識していなかったのです。
　これはショ〜ック（遠い目） 「双子のような感覚？」だそうです。　ムカつきます。
　偉そぶるのが嫌いなので、そう接してこなかったのがナメられる原因だったのではと後悔しています。
　お二人は、お姉さんのことを尊敬していらっしゃいますよね？
　どうすればそんな姉になれるのでしょうか？
　あたしも姉として、尊敬されてみたいです。
　ということで、お姉さんとしての尊敬する部分を教えてください。
　「人として」ではないですよ？　「姉」です。
　よろしくお願いします。

（桜丸）

リナ「んー……絶対的な力、かなぁ……？」
アメリア「わたしは余裕とか自信、ですね。
　けれどどっちも、姉限定、というわけではないですよね」
リナ「相談者さんは、人として、じゃなく姉として、って言ってるけど、結局のところは、妹さんに認めさせる『何か』がないと。
　ふつーの兄弟姉妹だと子供の時からえらそぶる、ってテはもちろんあるんだけど、
　相談者さんの場合、今さらそれをやっても、急に態度が変わったけど何かあったのか、としか思われないでしょーし」
アメリア「やっぱり、包容力っていうか、妹さんが認めざるを得ないような、器の大きい所を見せるしかありませんね」
リナ「妹さんが困ってる時にこっそりさりげなく助けてあげるとか、そんなのが王道ね」

●リナさん、アメリアさん、こんにちは。
　ふと疑問に思ったのですが、リナさんたちはみんなの質問に答えた報酬を何に使っているんでしょうか。
　お金を愛するリナさんならまさかただ働きではないと思うのですが。

（まれ）

リナ「回答報酬って、作者からお金はもらってないわよ」
アメリア「相談者さんたちの世界のお金って、紙とか鉄だという話ですし、いただいたところで使いようがありませんから」
リナ「かわりに、すっごい食べ物もらってるの！」
アメリア「そうそう！　普段はカチカチで長く保存もできるのに、お湯をかけてしばらく待つと、ヌードルとして食べることができるんですよ！
　こんなのが普通にあるなんて、すごいですよね！」
リナ「味も変わってるけどおいしいし。
　……ココだけの話、食い道楽の貴族に、１コ見本として目の前で作ったら、１０コを金貨１０枚で買い上げてくれたことがあったの。
　一瞬、作者と組んで、そっちの世界と貿易しようかと思ったわよ」
アメリア「やめましょうね。そういうのは」

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