「シルフィールの懺悔の部屋」

第17回

いままで育ててくれた親にむかって ごめんなさい!
 ひねくれた子供になっちゃったけど いつかは必ず報復するから………!!!

(ぜろすLOVEv

リナ「報復言うな。」
シルフィール「ひねくれている、すなわち考え方が素直でないからといって、それが即座に悪いというわけではありません。
 たとえばリナさんなんて、ずいぶんひねくれていますが……」
リナ「ちょっと待てぃ。」
シルフィール「それをうまくコントロールすることで、ひねくれる、というよりも、ちゃっかり、とか、しっかり、といった印象を強くしています。
 逆に、ただ素直、言い換えると他人の言葉を鵜呑みにしすぎると、悪質な詐欺などに遭うこともあるでしょう。ガウリイ様みたいなタイプの方とか」
リナ「……あー。そういうのはありそう」
シルフィール「もちろん『ひねくれている方がいい』と言っているわけではありませんけれど。
 大事なのは結局、自分の頭でちゃんと考えることですから」
リナ「そーそー。ひねくれてる、って自覚があるなら、そのひねくれっぷりをどう活用するかを考えてみたら?」

 

先日犯してしまった罪を大声で懺悔いたします。
 雨上がりの朝。仕事場へ向かおうと自転車を走らせていたところ。
 道の真ん中に突然飛び出して(はいないけれど)そこにいた、いわゆるでんでんむしさんの存在に寸前まで気づかずぶちっとやってしまいました。
 昔ちっちゃい頃でんでんむしスレイヤーとしてご近所で名を馳せていたやんちゃな私、
 とある日からでんでんむしさんに悪さをした日の夜はちょっとした馬車程度の大きさのでんでんむしさんに踏み潰される夢でうなされます。
 (うなされたことででんでんむしスレイヤー引退)

 で、今回も夜現れてうなされました。
 どうか懺悔いたしますので許してください!
 今回は!今回は事故だったんだあああ!!!
 あのぬめり具合がリアルすぎてもう味わいたくなく懺悔せずにはいられません。

(かないろ よりみ)

リナ「……うっわぁぁぁ……」
シルフィール「ああああああああ。」
リナ「なんというか……相談者さん、もうとっくに精神的に罰を受けてるよーな気がするけど……」
シルフィール「そ……そうですね……
 うっかり何かを踏んでしまう、というのは、相談者さんに限らずあることです。
 今回はでんでんむしさんでしたが、相手がアリさんあたりになると、日常生活の中でこういった事故を完全に避けきるのは不可能でしょう」
リナ「ま、そこらへんは仕方ない、ってことね」
シルフィール「仕方ない、で済ませるのがお嫌でしたら、食べてしまったり、うっかり死なせてしまったりした生き物たちのぶんまでしっかり生きる、ということでいいと思います」

 

私はただいま定期テスト期間真っ最中です。
 徹夜してまで勉強をしていたのに、友達に「えー?全然やってないよー」と嘘をついてしまいました。
 友達はそれを信じて勉強してこなかったそうです。
 「裏切った」と言われてしまいました。
 自分のテストの点数のハードルを下げるためとはいえ、嘘をついてしまったことを深く後悔しています。
 こんな私でも救われますか?

(砂)

シルフィール「……あの……
 『お前が怠けていることを信じて自分も怠ける』っていうのは駄目だと思うんですが……
 本当はがんばっていたのを裏切りって言うんでしょうか……?」
リナ「言わないわね。
 むしろこれはウソじゃなく『謙遜』よ!」
シルフィール「ですよね。
 がんばったことを恥じる必要は全くありません。
 とはいえ今後は、お友達とのつき合いを考えて、『ちょっとはやったけど』くらいの言い方をした方がいいでしょう」

 

懺悔します。
 学校の行事で職業研修というものがあったのですが、その時うっかり……ミスしてしまいました……てへ(ごめんなさい)
 もうその会社に行く機会もなく、その時は「謝る」よりも驚きの方が大きくて謝るタイミングを逃してしまったのでここで懺悔します。
 本当にすみませんでした。
 ところで、シルフィールさんの夢はお笑い芸人なのでしょうか?
 吉本志望?気になります。

(巻子)

リナ「どんなミスしちゃったんだろう……エラいことじゃあないといーけど」
シルフィール「学校主催の職業研修でしたら、そんなものすごいことにはならないとは思いますけど」
リナ「それで? シルフィールの夢ってどのプロダクションからのお笑いデビューなの?」
シルフィール「そんな夢は持っていません。
 どうしてこのような勘違いが起きたのか、よくわかりませんけれど」

 

懺悔します。
 実は、文庫「騎士道のススメ」をもってMy本棚が許容オーバーになってしまい、それからの本はずっと床に平積み状態なんです……
 ああもう本当にごめんなさい。ちょっとホコリとかかぶりぎみでした。
 保存用と読書用に毎回2冊買ってるということで、どうか御慈悲を〜

(ほりぃ)

シルフィール「むしろ毎回2冊お買いあげいただいている件、作者になりかわり、御礼申し上げます」
リナ「本に限らず、モノが増えると、どうやったところで棚からあふれ出すのは仕方ないことだし」
シルフィール「作者の家は、そろそろ本棚を置く空間も無くなって来ているらしいですし」
リナ「……空間って無限じゃないからねー……」

 

懺悔させていただきます。
 自分の車が壊れてしまい仕方無く兄の車を借りて仕事をしていたのですが、ある日『ガラガラガラ…ぷしゅー』。
 止まった? オーバーヒート? 何で?
 不思議に思い修理工場へ持って行くと「あー、こりゃウォーターポンプが割れてるねー。廃車にした方がいいね、こりゃ。」
 我が兄Kに話すと快く許してくれましたが、ここで懺悔します。…と言うか懺悔させて下さい。
 何とか弁償するから許しておくれ〜。

(LAN武)

リナ「車、って、からくり仕掛けの馬車みたいなもんらしいけど」
シルフィール「乱暴に扱ったり事故を起こしたりして壊したわけでもなさそうですし、弁償なさるおつもりのようですし、問題はないのでしないでしょうか」
リナ「けど何で壊れちゃったのか……
 事故に直結するような壊れ方じゃなかったのかはラッキーだけど、日頃の点検はしっかりとね」

 

リナさん、シルフィールさんこんにちは。
 早速デスガあやまらせてください……。
 イライラしてるからって妹にあたってごめんなさい;;
 アルバイトで店長に遠まわしに「お前使えない。」 って言われたのがすごくショックだったの……ごめん……。
 とかいいつつ直せないんだ。ごめん。許さなくていいからね……。

(えみーる)

リナ「許さなくていい、と来たか」
シルフィール「立派な姿勢ですよね」
リナ「えっ!? 妹への八つ当たりが!?」
シルフィール「いえ。それはあまりほめられたことではありませんが。
 相談者さんは、自分が良くないことをした自覚と、その代償を支払う覚悟がある、ということなのですから。
 やりたい事をやって代償は払いたくない、という人も多い昨今、覚悟のできた姿勢だと思います。
 もちろん言うまでもなく、そのクセを直された方が、肩の力を抜いて幸せに過ごすことができますけれど」

 

学校をいきたくないから仮病で休んだり
 家にお見舞いに来てくれたおさなじみとの面会を断ってしまいました
 一体、自分は何をやっているんでしょうか、せっかく来てくれたのに

(握り飯 快)

シルフィール「おそらくは罪悪感なんでしょうね」
リナ「なるほど。仮病を使ったうしろめたさがある所に、そんな自分を心配して来てくれた幼なじみにもウソをつかなくちゃならない申し訳なさ、ってことね」
シルフィール「ならこれからは、仮病を使わず、幼なじみさんとはいつまでも良い友人でい続けること。
 それに尽きると思います」

 

ここに懺悔をいたします。
 スレイヤーズが好きで好きで、昨年のDVDBOX発売ラッシュ時には食費を切り詰めて全巻発売日に購入した私なのですが。
 ……いまだ、娘達の前ではDVDを見られないのです。
 夫は「別に堂々と見りゃいいやんか」と言うのですが、 いい年をした母親がTVの前で「きゃ〜♪ガウリイかっこいいvvv」などと頬を染めている所などを見られようものなら
「……お母さんなにやってんの」と冷たい視線&発言が飛んでくる事必至。
 それ以前にDVDの存在自体を隠して私専用の戸棚に納めている始末。
 折りしも今は夏休みで子供の目から逃れる術はほぼなくて、日々悶々と過ごしております。
 いっそ開き直れれば!!とも思うのですが、羞恥心は私の胸の内にあり……なかなか吹っ切る事ができません。
 母である自分と一人のスレファンである自分。
 このまま隠れキリシタンのようにひっそりと「スレイ愛」を育むのが良いのか、カミングアウトして堂々とキスクルシーンを見せつける方が良いのか。
 私はどちらの道を取るべきなのでしょうか……。
 (とか言いつつ、PC周辺にはスレイ原作が積まれスレ画集が並び漫画版もコンプリートしているので、バレバレだとは思うのですが(笑))

(ばんしー)

リナ「DVDって、映像なんでしょ? 堂々と見ればいいじゃん」
シルフィール「違いますよリナさん。
 見ること自体が問題なんじゃあありません。娘さんたちの前でご自身が取り乱してしまうこと、それを危惧していらっしゃるんです」
リナ「……なら冷静に見ればいいじゃん」
シルフィール「何をおっしゃるんですリナさん! 
 映像を観ながら『きゃ〜♪ ガウリイ様かっこいいvvv』と頬を染めるのを我慢する、なんてできるはずないじゃないですか!」
リナ「……あー……そういえばあんた、そーゆー人だったわね……」
シルフィール「対策は一つだけです! 頬染め耐性ができるまで、娘さんたちに隠れて徹底的に見倒すのです!
 もっとも私など、たとえ何度見たとしても、頬が染まらなくなる日など来ないと思いますけれど」
リナ「……とゆーかコレ、懺悔にも相談にも解決にもなってない、ただのカミングアウトよね……?」

 

 

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