「シルフィールの懺悔の部屋」
第１８回
●あぁ、ドラゴンもまたいで通るとうわさされるリナ様！
決してわざとじゃないんです！
ちょっとした事故だったんです！
前の晩、スレイヤーズの夢が見られるようにと枕元においてあった画集（リナ様表紙）……
洗濯物を干すときに踏んずけてしまいました！！
まぢでゆるしてくだせぇまし！
どうか竜破斬だけはご勘弁を！！
（buyu-）
シルフィール「そうですか……リナさんを踏みましたか……」
リナ「あたし本人を踏んだみたいに言うな」
シルフィール「どんな人でも必ず、うっかり、というのはあります。
それに相談者さんは、ご自分の持っている画集を踏んだわけですから、被害もご自身で受けていることになります」
リナ「まーね。あたしも暴君じゃないんだし、あたしの描かれたものは、うっかりにでも踏んだら許さん！ なんて言わないわよ」
シルフィール「えっ……暴君じゃないつもりだったんですか……？」
リナ「オイ。」
●とある平安時代を舞台にしたテーブルトークRPGでゲームマスターから
「大納言家の姫で、白梅の君とあだ名される絶世の美女」という設定を指定されたので、リナさんをモデルにしたキャラクターを作ってみました。
蘇生の特殊能力を持っているキャラクターに向かって
「あんたの芸風は死んでナンボでしょ!?」と言い放ち、失礼な事を言うキャラクターに対しては、軽いコミュニケーションのつもりで後頭部をはたき倒すという行動をとっていたら、
いつの間にか「リナ梅」とか呼ばれるようになってしまいました。
先日のプレイ中、ちょっと腹が立つ事があって、つい竜破斬の呪文のアレンジを口ずさんだだけで、周囲が恐慌状態に陥ったのを見て、流石に反省しました。
サークルの皆さん、ごめんなさい。
……けど、発動しない呪文でそこまで怯えることないじゃないかぁ。
（ゆかり）
リナ「……みなさんは……あたしのこと、一体何だと思ってるのかなぁ……？」
シルフィール「まあまあ。
参加していたみなさんがそういう反応をしてくださった、ということは、とりもなおさずみなさんがスレイヤーズを知ってくださっている、ということですから。
むしろ楽しんでくださっているように感じます」
リナ「ま、たとえ少々横道にそれたって、みんなを楽しませることができたんだったら、それは良し、よね」
シルフィール「ええ。
ただし、プレイヤーさんによっては、横道にそれるのを嫌う方もいらっしゃいますし、モトネタをご存じない方はついていけないこともありますので、そこは空気を読みつつお楽しみください」
●小学生の頃のことを懺悔致します。
当時私は、毎年春になると、近くの公園でタケノコを掘る習慣がありました。
ある日、いつもより沢山とれたので、公園の管理人のおじいちゃんに一つあげようと持っていったところ、
「ありがとうね、でも本当はタケノコをとっちゃいけないから、貰うことはできないんだよ」
と、言われたので、
「ふーん、要らないのかあ」
と思って帰宅しました。
そのおじいさんが本当に言いたかったことが、10年ほど経ったいまになってようやく解りました。
おじいさん、ごめんなさい。
（ねこ）
リナ「まー、土地の管理とかなんとかいうのは、子供の頃はわかんないからねー」
シルフィール「公園に、たけのこが採れるような竹林があるというのは珍しい気がしますけど。
何にしても、管理のおじいさんも、おすそわけ、という相談者さんのお気持ちは、うれしく感じてらっしゃったと思いますよ」
●今日伺ったのは、他でもない、ガウリイさんの件です。
私はずっとガウリイさんのことをクラゲだと思っていました。
そして、１５巻でのガウリイさんの活躍を目にした時は、
「どうしたんだガウリイ、なんだかすごくかっこいいぞガウリイ、何か悪い物でも食べたのか……？」
と心配し、あまつさえ、
「はっ・・・もしかしてリナさんの魔道実験の貴い犠牲に！？」
などということすら考えてしまったのです。
本当に申し訳ありませんでした。
リナさんがそんなことするわけありませんよね。
それにガウリイさんだって、普段はクラゲを装っているだけで、本当はとってもかっこいい……んですよね！？
（みちる）
シルフィール「何をおっしゃっているのですか!? ガウリイ様はのべつまくなし始終素敵ですっ！」
リナ「……えー……
そりゃあまあ、戦いなんかでガウリイが本気になったらスゴいもんがあるけど、いつもの脳ミソがくらげな所とか――」
シルフィール「それはそれで良しじゃないですかっ！」
リナ「……とりあえず……ちょっとれーせーになった方がいいと思うわよシルフィール」
●２年前の冬。
実のところ後日調べたらインフルエンザだったのに。
なんだか体が重いのを太ったと判断し。
手足が震えてうまく立てないのを歳のせいだと判断し。(注:20代)
頭が痛いのは寝不足だと思い込み。
目が潤むのは花粉症のせいに違いない!と思い込み会社に数日平気で通勤していたことを懺悔します。(爆)
その後会社内でインフルエンザが流行しまくり混乱したことを考えると。
人間思い込みって怖いですよね(ちなみに去年は早期治療をこころがけたので無事でした☆)
（かないろ よりみ）
シルフィール「病気は早期治療が大事なのですが、目に見える怪我ならとにかく、病気の初期症状というのは普通の人にはわかりにくいものですからね……」
リナ「まーね。
ぜんぜん別の病気でも、似たよーな症状が起きることもあるみたいだし」
シルフィール「気をつけるに越したことはありませんが、あまり神経質になりすぎるのもかえって精神面での負担になりますし。
病気との付き合い方は難しいものです。
ともあれ、相談者さんも皆さんも、お体にはお気をつけください」
●こんにちは。
先日の話ですが、大学の研究室の先輩が「朝５時から頑張って作ったのｖ出来のいいのを選んできたんだけど……」となにやらタッパーを持ってきたのですよ。
先輩いわく「卵２パックも使っちゃった」その中身は小さめの卵焼きが３つでした。
明らかに卵２パックの体積ではないよな〜と思いつつ、「わ〜おいしそーですね〜」と盛り上がる後輩（私含め）
ここまでは良かったのですが、先輩的には味気ない卵焼きらしく、
「本当は柿とか梨とか入れようと思ったんだけど家に無くて」
…………ごめんなさい、ワタクシ、後輩にあるまじき目で先輩を見つめてしまいました。
でも衝撃的だったのです！
冗談でもネタでもなく「その方が彩りもいいでしょ？ホラ、秋だしｖ」というそのチョイスが！！
……とは言え、目上の方に向ける表情ではありませんでした。
懺悔します。
（ニマ）
シルフィール「……いいですか？
相談者さんの懺悔すべきポイントは、先輩を失礼な目で見てしまったことではありません。
柿とか梨とかはダメだ、と、言ってあげなかったことをこそ懺悔なさるべきですっ！」
リナ「……料理って、意外な組み合わせが意外なおいしさを生み出すこともあるんだけど……
この先輩に限っては、それはないわね。
卵２パックで小さめの卵焼き３つって……
卵４つ入りのパックだった、ってオチでもない限り」
シルフィール「言うと角が立つ、と思っていらっしゃるかもしれませんが、
『あ、先輩、でも私の高校時代の友達が柿とか梨とかを入れて大失敗してましたから、果物はやめた方がいいですよ』
といった、知人の失敗談という形のつくり話にすれば説得力も出てきます」
●シルフィールさん、リナさん、こんにちは。
もう時効をすぎたので懺悔します。
子どもの頃、学校から帰る時にクラスメイトの男の子（Ｋ君）と小競り合いをしながら帰ってたんですが、頭に血が昇って突き飛ばしたはずみに、その子が自動車に轢かれました。
自動車っていうのは、そちらの世界で言う馬車にあたるような感じの乗り物です。
とにかく車輪がくっついて、不思議動力で動く乗り物なのです。
自動車のスピードがゆっくりだったので、幸い、手に擦り傷を負う程度の軽傷ですんだのですが、しかしそこは通学路。
すぐに人がわらわらと集まってきて、騒然となりました。
ええ、逃げましたとも。
どさくさにまぎれて逃げましたとも。
やりすぎたと反省はしています。
後日、クラスの朝会で、その子が事故にあったよーと担任の先生が報告した時は、冷や汗でまくりだったんですが、その時、事故当時、現場にいたらしいＩ君がおもむろに立ちあがって「こいつが犯人です」と名指しした時は心臓が止まるかと思いました。
追い詰められた犯人ってこういう気持ちなんでしょうか。つか、Ｉ、空気読め。
その後は覚えてないんですが、今こうして普通に生活できてるから、特に何もなかったんだと思います。
K君はその後も仲良くしてくれました。いや、マジでごめんね。
（部下Ｓは生きていた）
リナ「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！」
シルフィール「いやええっと、『Ｉ、空気読め。』じゃなくてですね。
一歩間違ってたら大惨事ですよねそれ」
リナ「こっちでも、馬車に当てられて死んじゃう子供とかもいるからねー……
子供なんて失敗をやらかして成長して行くもの……とはいえ……」
シルフィール「大事に至らなかったのは不幸中の幸いでしたが……
私たちも、身近にいる子供たちの行動には注意しないといけませんね……」
●浮気です!! 浮気してしまいました…
自分は何て馬鹿なんだろう
（ろアスカ）
リナ「何があった。」
シルフィール「何があったんでしょうね……？」
リナ「浮気、っていっても、そのまんまの意味から、ひいき先を変えるとか、いろんな場合に使われるけど……」
シルフィール「いずれにしても。
人の心はうつろうもの。不変でいられることなどありません。何かで変わってゆくこともあるでしょう。
心が変化することが、必ずしも悪いことだとは言えません。
けれど、そうなった時に、どこかで悲しむ人がいないかどうか、そのことを忘れなければ良いかと思います」
●罰ゲーム用にイカの塩辛をオレンジジュースにぶち込んだら世にも恐るべき液体が出来上がりました。
流したら流し台が融けそうで捨てられません。
助けてください、てゆーかあとがきで使ってかまいませんからＬ様引き取ってください。
（いつでも憂鬱）
リナ「たべものをそまつにしないよーに」
シルフィール「それくらいなら、洗えば食べられるような気もしますが……」
リナ「いや。だからって、『もったいないから洗って塩辛だけ食べよう』とは思わないでしょ。ふつー」
シルフィール「まあそうですね。
食べ物を粗末にしないようにしてください」
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