作者インタビュー VII
 『やっぱし素直にQ&A!
〜シリアスモードは2回連続持続しなかった……〜』ちょい読み

 初出:『BLASTER! Vol.7』(1998年7月発行現在発行中の物では『BLASTER!VIVIIX』に収録

地潜 「リナの髪の手入れはどうしてるんですか?」
神坂 やっぱり旅してますから、大した設備があるわけじゃないんで、宿に泊まるごとに、こまめにきれいに洗う、っていうぐらいしか手入れのしようがないですね。
地潜 こまめに洗う、と。
神坂 痛めない程度に。
地潜 あの時代って、ロングヘアが流行なんですか?
神坂 ていうか、床屋さんってものがまあ無いでしょうから、ロングヘアっていうより、のばしっぱなし、っていうひとが多いんじゃないんですか。
地潜 ガウリイとかも(笑)
神坂 うん。
民木 「リナはゴブリン語とかドラゴン語とか話せますけど、そおいうのはどうやって覚えたんですか?」
神坂 面白半分。
民木 それは動機ですね。手段はどうしたんでしょうか。
神坂 たぶんあのー、魔道士協会に行ったら酔狂な研究をしてる人がけっこーいたりしますので。
民木 「リナは父親似ですか母親似ですか? そしてやっぱり郷里の姉ちゃんことルナに似てるんでしょうか?」
神坂 そーですねー、(父親+母親)÷2っていうところでしょうねー。
地潜 そのまんまですよ、それ(笑)
民木 で、故郷のねーちゃんことルナとはどーなんでしょう。
神坂 確かにそれなりに似てるです。
民木 外見とか。
神坂 胸の大きさ除く。
民木 「リナの両親について詳しく教えて下さい」  
 とりあえず今はゼフィーリアの実家で雑貨店をしているんでしたよね。
神坂 そうですね。わりとふつうの流れの元戦士と、ふつうの元魔道士とかそんな感じじゃないでしょうか。
民木 「リナと故郷のねーちゃんはいくつ違いなのでしょうか?」
神坂 えーっと、確か……リナが15の時17っつー設定で……2つ違いじゃないかな。
民木 「リナがナーガを初めて見たときの感想でかつて一度だけ彼女と似たよーなセンスの人間に会ったことがあるが、と言っていましたが、それは誰ですか? ひょっとして千の偽名のことですか?」
神坂 そうです。
民木 じゃ、次はナーガ関係の質問ですね。  
 「グレイシアのフルネームを教えて下さい」
神坂 えっと、グレイシア=ウル=ナーガ=セイルーンです。
地潜 すらっと答えられちゃった。あ、ナーガって本名に入ってたんですか!
神坂 はい。
民木 「ナーガは魔道を操る有名人を色々と知っているのに(SP2巻参照)、リナだけにこだわるのは何故ですか?」
神坂 おごってくれるから。
民木 「クラゲに人望のあるナーガはガウリイを操ることは出来ますか?(笑)」
神坂 ……うーん……
地潜 真剣に悩まないでくださいよ〜(笑)
神坂 とゆーか、普通の人は誰でもある意味ガウリイを操れると思うんで。
 「ガウリイ、すまん○○頼む!」
 「おう!」
  ……ですから(笑)

地潜 なるほど(笑)

 

民木 「エルメキア帝国を舞台にした話がないのは意図的ですか?」
神坂 特に意図的というんじゃないですね。あちこちうろうろしてるけど、ふと気がつくとそこだけ行ってなかったとゆーか。
 それとやっぱり、リナが行きたがらないだろーなと。

地潜 なんかあるんですか?
神坂 砂漠の国っぽいイメージがありますんで。殺風景だろうなーと……
地潜 あー、行ってもつまんないかもしれない、ってことてですか。
神坂 うみゅう。せめてスフィンクスの一つでもあれば、観光名所として栄えたかもしれぬものを……。
民木 「スレイヤーズSPでナーガとゼルを臨時にコンビ組ませるとかそーいうのしないんですか? 妖しいもん同士いーと思うんですけど……」
神坂 たぶんそれはゼルが泣くと思う。
民木 それではお待ちかね、魔族関係の質問です。
 「ゼロス達のような生み出された魔族は、生まれたばかりの時の精神年齢はいくつですか?」
神坂 精神年齢って……魔族ってそうそう成長するもんじゃないんで、そのままですね。
 何をもって魔族が成長したというかですけど。力的に成長する事は確かにありますが。

民木 「スレイヤーズ12で、シェーラを滅ぼしたら配下のドゥールゴーファは滅びたのに、なんでスレイヤーズ8でガーヴが滅ぼされた時はラーシャートは連鎖反応で滅びなかったのですか?」
神坂 ガーヴはラーシャートを自分と全く別の存在として作り上げたわけですけれども、ドゥールゴーファはシェーラの分身っていうんでしょうか、自分の命を分けた存在だったんで一緒に滅びたんです。
民木 「魔族は睡眠をとりますか? また、魔族が人間のふりをしているときに食べた物はどこにいくのですか? 人間と同じように消化しているのでしょうか?」
神坂 んー、睡眠をとる必要はないです。
 必要に応じて、寝てるフリはするかもしんないけど。

地潜 寝ることは出来るんですか?
神坂 でも……あいつら意識生命体だから寝て意識がなくなるとやばいんじゃ……

民木 寝るとやばい(笑)
神坂 ほとんど冬山登山(笑)
民木 ゼロスあたりがギオ=ガイアの胸ぐらつかんで
 「寝ちゃだめだ!! 死ぬぞー!!」びしびしっ……とか。
地潜 ほんとに必ず死ぬあたり嫌ですよね(笑)
神坂 やだなあ、実は弱いんだ、魔族って(笑)
民木 んで、魔族が食った物はどこにいくんですか。
神坂 まあ、魔族が物を食べる時ってのは人間のフリをするとき、あるいは人間のフリをして雰囲気を楽しむときなんですけれども、もちろん食べ物っていうのは不要なもんで、どこかに空間転移させてぺいっと捨てるというのがポピュラーなやり方ですね。
地潜 突然空から魔族が食べたフリしたニンジンとかが、ばらばらって(笑)
神坂 すごく嫌かも。
民木 いきなりどっかの家の屋根の上から降ってきたり、寝てたら顔の上に落ちてきたりとか。
神坂 他にも、とりあえず体内で一時的に凝縮させてためておいて、後でこっそりどこかに捨てておく。
地潜 まめですね(笑)
神坂 かように地道な努力が要されるのでございます。  
 水鳥は優雅に泳いでるように見えて、水面下では必死に足をかいているという(笑)

 

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