ＧＭ 狩人に見つかったアリスちゃんに話を戻しますよ。
で、どうします？
アリステア え、えーと……見張りのお手伝いしよーかなと思いまして……（笑）
ＧＭ 「姉ちゃんはいいよ。宿で寝てな」
アリステア あ、そうですか？ じゃあ、と素直に……
帰るフリをして、また戻って、こっそりとあとをつけます（笑）
ＧＭ んじゃ［器用度］判定してください（笑）
クルス ……これで見つかったら……（笑）
アリステア こわいよ〜……あ、成功。
ＧＭ ２人の会話が聞こえてきます。
「帰ってこねえなー」
ラーズ 誰が帰ってこないの？ 主語は〜？
ＧＭ 残念ながら言ってないですね。
「いい加減、まとめてやっちまわねえか？ 怪しい奴らもいるしよ」
ラーズ 怪しい奴らってあたしら？（笑）
アリステア ぜんぜん怪しくないのに。
ラーズ ……だからあんたが言っても説得力ないってば……
ＧＭ 「地道にやるんなら、わざわざだまして入り込んだ意味ねえぜ。さっさと片づけて帰ろうや」
「そうだな……とりあえず、明日まで待とう」
アリステア 宿にこっそり戻ります。みんな、聞いてー！
クルス 今、寝てるんですけど（笑）
ウォルター んが〜（笑）
ラーズ 起こせ起こせ！（笑）
アリステア おらおらー！（笑）
クルス 疲れてるのにい〜
アリステア みんなに話します。かくかくしかじか。
クルス ををうっ!?
ラーズ 明日になったら、あたし達に攻撃するってことかなあ？
クルス 攻撃するとは言ってなかったでしょう。
ウォルター でもこうなったら、戦闘覚悟でカマかけてみます？
アリステア 戦闘になったら、それはしょーがないってことで。
ラーズ 問題はその時にカリンちゃんをどうするか。 あたしがおぶっててもいいけど、狩人２人ってすっごく強そうだし、守りきれる自信ないですよ。
アリステア 無理かもしれないけど、ファロムさんに頼んじゃうとか。
ラーズ あの人は信用できないよー。
ウォルター とりあえず敵じゃないだろうし、一緒に戦ってほしい。
アリステア ファロムさんには全部話しちゃいましょうよ。それで敵にまわったならそれはそれで……
クルス 言うだけ言ってみましょう。とんとんとん、ファロムさーん。
ＧＭ 「なんでしょー？」
ウォルター どんどん軽くなるなこの人（笑）
クルス 実はこの村には陰謀が渦巻いてまして、ひょっとしたらこの宿屋が戦場になるかもしれないんです。
と、シリアスな声で言う。
ＧＭ 「はあ、そうですか。がんばってくださいね〜」（笑）
クルス あなたはかなりの実力の持ち主とお見受けしてるんですが……
ＧＭ 「そんなことないです〜、わたしただの旅の女ですから〜」（笑）
ラーズ こーなったら、このペースで会話してやるっ！
これから悪い奴が来るんで一緒に戦ってくれません〜？
アリステア いっしょに戦いましょうっ！
ＧＭ 「わたしなんか何のお役にも立ちませんよ〜」
ラーズ またまた〜、ごけんそんを〜。
ＧＭ 「ほんとにそんなことないんですよ〜」
クルス それならやはり、女性がひとりでこんな所にいると危険だと思うんですよ。と、力を込めて言う。
ＧＭ 「だいじょうぶですよ、わたしは〜」（笑）
クルス と、と、とりあえず身をひそめていてくださいね。
ＧＭ 「ええ。わたしの存在は気にしないで存分に戦ってください」
一同 はあ〜っ（ため息）
クルス ……やっぱりムダだった（笑）
ラーズ 戦闘になったら、とにかく場所移動しましょう。ファロムさんに見られてるのもイヤだし、ここには宿屋のオヤジと客も転がってることだし（笑）
ＧＭ とか言ってるうちに、狩人２人が見張りから帰って来ます。
「何事もなかったぜ」
ウォルター そうですか。それは良かった。
ラーズ すいませーん、カリンちゃんおぶっときます。
ＧＭ はい。で、今さらやるようなことでもないと思うけど、［感応性］判定してください。
クルス＆ウォルター 成功〜。
ＧＭ 狩人の二人は、ぜんぜん寝てないはずなのに疲労感がありません。
ラーズ あたしもそう思ってたー！
だから、また寝ないで酒盛りするようだったら、「あなた達ぜんぜん寝てませんねえ」って言うつもりだったのー！
ウォルター そ……そういうことは、もっと早く言ってもらえません？
ラーズ ごめーん。その前に戦闘することになっちゃったからー（笑）
さあ、それをネタにカマかけるんだ。
アリステア じゃ、今から何するんですか？
ＧＭ 「他にすることもねえしな。また酒でも飲んでるさ」
アリステア でも……寝てないんじゃないですか？
ＧＭ 「……俺達は体力あるから一週間くらい徹夜してもどうってことないのさ」
クルス どっかのスレイヤーズキャラみたい（笑）
ラーズ 誰か言っちゃえっ！
アリステア わたし、聞いちゃったんですv
ＧＭ 「何を？」
アリステア 明日になったら……
ＧＭ 「明日になったら？」
クルス 何かご予定がおありのようですねえ？
ＧＭ 「予定って？」
クルス 実は私の仲間があなた達の会話を聞いてしまいましてねえ。
ＧＭ 「ほほう!?」
アリスちゃんを、じろりと見ます。
アリステア わわわわたしは怪しくないですよ（笑）
ウォルター だまして入り込んだとかー。
ラーズ 追手とかー。
ウォルター 誰かを待ってるとかー。
ラーズ 騒ぎはなるべく起こすなとかー。
ウォルター 明日になったらやっちまおうとかー。
クルス そのあたりのことをもっと詳しく教えてほしいんですが。
ＧＭ すると二人は急に悪人っぽい形相になって、
「ほほう……ずいぶんと話を聞かれちまったみてえだな……」
アリステア こ、こわい……
ＧＭ 「面倒くせえ、もうまとめて殺っちまってもいいよな、ギオール？」
「ギグラ＝イドゥの奴が、さっさと戻ってきたらよかったんだがな……
どいつが『かけら』なのかはわからねえが、全員殺っちまえばいいわけだ」
ウォルター ひょっとして、エルバートは……
ＧＭ 「この村の人間なら『かけら』の可能性があったからな。ひとり消えたぐらいなら、騒ぎにはならねえだろう？」
ウォルター てことはエルバートはやっぱり殺されてたのか!?
アリステア うわーい（笑）
ラーズ これでよーやく裏事情がわかったぞお（笑）
クルス プレイヤーにはね（笑）
ＧＭ わかったところでシリアスな本編モードに切り替えましょう。
一同 えーっ!?
ＧＭ 「おまえらが『かけら』のはずはないから、見逃してやろうと思っていたが……
事情を知られたからには一緒に死んでもらうぜ！」
と言って、ガーゼルスは空中に黒い光球を生み出して、みんなの方に投げつける。
ウォルター げげげっ！
ＧＭ しかし、黒い光球はみんなの目の前で消滅します。
一同 はあ!?
ＧＭ ガーゼルスもわけが分からずにとまどっている。
そこへ、階段の上から声がかかります。
「この建物の中でそんなことされたら、わたしも巻き添えになっちゃうじゃないですか〜。
戦うんなら、表で思いっきりやってください〜」
アリステア ……今、光球消したのファロムさんですか？
ＧＭ 「え〜、わたしそんなことできませんよ〜」
ラーズ わー、とぼけてるとぼけてる。
ＧＭ 狩人二人は動揺の色を見せつつ外に出ます。
クルス こちらも予定どおり表へ出ましょう。
ＧＭ 出ていこうとするとファロムさんが声をかけてくる。
「そのお嬢さん、わたしが預かっておきましょうか〜？
だいじょーぶ、危害を加えるような真似はしませんよ〜」
ラーズ カリンちゃん、わたしと一緒にいるのと、あのお姉さんと一緒にいるの、どっちがいい？
クルス 連れていった方がいいと思いますよー。
アリステア 念のため。
ラーズ でもあたし、守りきれる自信ないんだよね〜。
アリステア じゃ回避集中に専念しててください。
ラーズ 本気でやばくなったら、悪いけどカリンちゃんを連れて逃げさせてもらうね。
ウォルター 了解。
ＧＭ 宿屋の前の広場に出ました。
二階の窓からは緊張感のない声で、「がんばってくださいね〜」という応援の声がします（笑）
「おまえは手を出さねえんだな!?」
というギオールの問いにファロムさんは、「ええ〜、とりあえず手は出しませんよ〜」と答えてます。
アリステア とりあえず？
ＧＭ それじゃ戦闘モードに突入しましょうか。
クルス 声に出して言います。小さい方から片づけるぞ！
ＧＭ 書けたらオープンしましょう。
ウォルター ダークブレードでギオールに移動攻撃。回避集中に５０。
クルス ギオールに『烈閃槍(エルメキア・ランス)』を二連発。
アリステア ギオールに『冥王崩魔陣(ラグナ・ブラスト)』っ！
ラーズ あたしはあえてガーゼルスに『烈閃槍』。あと、カリンちゃんに何かあったときに対応できるように１５。
ＧＭ ガーゼルスからは、みんなに向けて得体の知れない黒い火柱が地面を走ってきます。
ギオールの方は、巨大な火の玉みたいなのを空中に生み出します。
クルス 判定は呪文からですね。
ＧＭ あっと、その前に質問（笑） 『烈閃槍』って回避できるもんなんでしょーか？
異界黙示録 見た目に矢系ですから、回避はできそうですねえ。
ＧＭ じゃ、できるってことで。
でもギオールは「たかが人間ごときの術……」などと余裕かまして回避しないんですけど。
ウォルター その油断が命取りになるんだ。
クルス おっけーい。『烈閃槍』の一発目は６４点、二発目は７０点の精神ダメージがいきます。
あ、ところで奴ら魔法使うとき呪文唱えてませんよね？
ＧＭ もちろん。正体バレバレですね（笑）
あ、ところで魔族って黒魔術は使えないって話でしたけど、精霊魔術は使うんでしょうか？
最初にゼロス君が 『暴爆呪(ブラスト・ボム)』使ってたけど……あ、あれは人間のフリしてたからか。
異界黙示録 そう。だから使えないこともないけど基本的には使いません。
アリステア 『冥王崩魔陣』で３３２点ですう（笑）
クルス きっついわあ（笑）
ＧＭ いくら何でもそれは痛いと思うのよ、ギオール君も。でもやせ我慢して、余裕のフリ（笑）
ラーズ ガーゼルスに『烈閃槍』で６２点。少ないなあ。
ＧＭ ギオールは巨大な火の玉みたいなのを、みんなに向けて……
と思わせて、いきなりファロムさんのいる宿屋に向けて放ちます。
そして、どっかーんという轟音とともに宿屋は炎に包まれます。
アリステア えーっ!?
ウォルター し、しまったああ！
ラーズ あーっ、親父と客が転がってるのにぃー！
アリステア ビュード君も転がしたままじゃなかったっけ？
ＧＭ そういえばそんな奴もいましたね（笑）忘れてた。
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